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超制震住宅を構成するのは制震テープです。
制震テープは、 厚さ1mmの両面粘着テープです。高層ビル用の制震装置に用いられる粘弾性体(ブチルゴム系)を、制震住宅部材として、テープ状に加工したものです。制震テープは通常の粘着テープの2倍以上の粘着力を持ち、長年の高い耐久性を備え、柱と石膏ボードを強力に粘着させることができます。耐震住宅では一般に、内装用石膏ボードや外壁用の構造合板が使われています。この石膏ボードや外壁用の構造合板(の一部)と柱の間に緩衝材として制震テープを挟み込んで地震エネルギーを吸収し、地震に対して建物全体が粘り強くなることで、制震住宅とするものです。このことで柱や梁、石膏ボードや構造合板は制震ダンパーの伝達材として機能します。
家全体を制震ダンパーにすることで、他の制震ダンパーのように大げさな伝達材(金物部分)を必要とせず、弱い石膏ボードですら十分な機能を果たす制震材料(伝達材)として生かす技術です。
通常、戸建住宅は、建築基準法に則し関東大震災クラスの500gal 程度までの地震に耐えられるよう設計し、施工されています(耐震住宅)。ただし、兵庫県南部地震( 818gal )クラスの大地震になると通常の耐震住宅では、亀裂や歪み、釘やネジの緩みといった住宅への影響が起きます。制震工法は、これら耐震住宅で起きる被害への対策です、超制震住宅材料の制震テープは(独)防災科学技術研究所の大型振動台による実物住宅の振動実験で、その粘り強い効果が確認されています。
>>超制震住宅の実験映像(防災科学技術研究所実験の制震住宅実験です)
>>超制震住宅の実験結果 (同上)
建築基準法によると、石膏ボードや構造合板は釘や木ネジで柱や梁に固定されることが義務付けられています。中小地震時には石膏ボードや構造合板は健全で耐震壁として機能します。ただ、大地震時には、平行四辺形に変形する柱・梁と石膏ボードや構造合板との間に相対変形を生じて、釘や木ネジの周りが揉まれて石膏ボードや構造合板は浮いた状態となり、抵抗力がなくなります。しかし、制震テープを柱と壁材との間にサンドイッチ状に挟めば、制震テープが柱と壁材の相対変形に追従してエネルギーを吸収します。これが制震効果です。同時に石膏ボードを耐震壁として機能させ、結果的に建物変形を約 1/2 に低減させることができるため、亀裂や歪みなど建物への損傷が最小限に抑えられる制震住宅となります。
しかも、制震テープは粘着体なので余震にも強く、神戸地震を繰り返し再現した振動実験でも制震性能が維持されることが確かめられています。 |