よくあるご質問
ミューソレーター

質問一覧


回答一覧

質問
Q1
μ-Solatorはどの程度の地震まで対応できますか? 
また、直下型地震等の激しい縦揺れにも免震の効果はありますか? 
A1
過去に起きた縦揺れを含む地震波(兵庫県南部地震・新潟県中越地震)を入力した試験を行ない、効果の検証をしています。縦揺れに対しては直接の免震効果はありませんが、積載物の転倒が無い事を確認しています。
解答

質問
Q2
μ-Solatorはメンテナンスが必要ですか? 
A2
メンテナンスフリーです。μ-Solatorは原理をそのまま商品にしているので、余計なものがありません。許容値以上の重いものを載せてプレートが曲がらない限り、壊れる部分がありません。部品点数が少ないのでエラーが起こりにくく、いつどこで起こるか分からない地震に対して、適切な性能を発揮します。
解答

質問
Q3
μ-Solatorは手で押せば、動いてしまいますか? 
A3
μ-Solatorの静止摩擦係数は、約10%に設定されているので、搭載機器重量の1/10程度の力で押すと動き出します。たとえば、400kgのサーバーラックは、約40kgの力で動きます。感覚的に言うと、誤って押す程度では動きませんが、意図的に動かそうとすれば動きます。
また、動摩擦係数は約6.4%に設定しており動き出してもこの摩擦抵抗で減衰し自然停止します。
解答

質問
Q4
μ-Solatorの地震後の復旧はどのようにするのですか? 
A4
直置きタイプの場合は、人力により原点位置へ復旧します。人力では動かない重量機器の場合は、ラッシングベルト等を利用し原点位置へ復旧します。
解答

質問
Q5
μ-Solatorの可動範囲はどのくらい必要ですか? 
A5
周囲25cmを推奨値としています。可動範囲は大きければ大きいほど安全性が高まりますが、過去の地震データ(阪神や新潟の地震時の地動が20cm~25cm程度)と経済性を考慮し推奨値を25cmとしています。
また、この推奨値は地動(地上階付近)を基準にしているため、建物6階以上の高層階では時刻歴応答解析などを実施し可動範囲を決めます。
また、想定外の巨大地震や高層階のために可動範囲を超えたとしても、μ-Solatorは床上を滑って自然停止し、転倒・破損のリスクを低減させる設計となっています。また、壁との距離が少ない場合は、衝撃を吸収するエアダンパーなども準備しています。
一般的な免震装置は可動範囲を超えた場合「ストッパーに衝突し大破」「ベアリングの玉が飛び出す」「フレームに衝突し免震機器そのものが破損」「ラックごと転倒」といった被害が出ています。
解答

質問
Q6
μ-Solatorは公的機関の認定を取得していますか? 
A7
国土交通大臣認定(建築基準法第37条第二号)を取得しています。戸建住宅等の免震にも採用できます。室内に設置する場合にこれらの認定は不要ですが、製品の信頼性を高める目的で取得しています。 また、μ-Solatorは国内特許・国際特許(アメリカ・中国・台湾など)を取得済です。
解答

質問
Q7
μ-Solatorの免震性能は? 
A7
μ-Solatorは、いかなる大地震の揺れでも100gal以下(震度4程度)に低減します。これは仮に1万galの揺れが発生したとしてもμ-Solatorは100galに低減するということです。(震度7⇒震度4、震度5⇒震度4の揺れとなります。)
※上下動・パルス応答を除く
解答

質問
Q8
μ-Solatorの搭載物の重量制限はありますか? 
A8
1平方メートルあたり100tonです。ただし、脚のついている搭載物の場合は集中荷重になるので1脚(φ50)1tonになります。脚の下に荷重分散板を挟むことを推奨します。
→平均面圧100ton/㎡
解答

質問
Q9
μ-Solatorはどんな実績がありますか? また、対応できない搭載物はありますか? 
A9
μ-Solatorは「サーバーラック」「薬品棚」「精密機器」「クリーンルーム機器」「医療機器」「銅像・仏像」「美術品」「倉庫」「水槽」等での採用実績がございます。
設置する床の条件(柔らかい、凹凸が大きい、高層階)によって使用できない場合がございますが、どんなモノでも搭載可能です。
解答

質問
Q10
μ-Solatorのサイズラインナップを教えて下さい 
A10
μ-Solatorは設置環境、搭載物、室内形状等に合わせて設計を行います。
製品の基本寸法は
① 機器・床免震用:500㎜×500㎜
② サーバーラック用:600㎜・700㎜×400㎜
となります。重量は約20kg~/㎡です。
また、特注形状も対応していますので、その都度ご相談ください。
解答

質問
Q11
μ-Solatorの保証期間はどのくらいですか? 
A11
μ-Solatorの保証期間は、納品日より1年間です。
解答

質問
Q12
μ-Solatorの製品納期は発注後どのくらいですか? 
A12
通常はご発注後1ヶ月です。数量によって異なりますが、予め必要時期をお知らせいただければ対応します。
解答

質問
Q13
地震の被害に対する補償はあるのですか? 
A13
1年間の製品保証はありますが、地震被害に対する補償はありません。
解答

質問
Q14
他の免震装置と比べて、何が違うのですか? (特徴は? )
A14
ベアリング式の免震装置は、少し押すと際限なく動き続けるためストッパーが必要になります。そして、ストッパーがあると想定外の大地震発生時には、ストッパーに衝突し搭載物が転倒する恐れがあります。一方、μ-Solatorは動摩擦係数が6.4%・静止摩擦係数が10%もあるので、押してもすぐ止まるのでストッパーが不要です。ストッパーがないので、想定外の大地震発生時が発生してはみ出たとしても、多少加速度は増えますが自然停止するので、被害を最小限に抑えることができます。
解答

質問
Q15
縦揺れに対しても免震になりますか? 
A15
残念ながら、縦揺れに対しては免震になりません。ただし、縦揺れが増幅することはなく、縦揺れが原因で搭載物が倒れることはありませんでした。兵庫県南部地震における縦揺れは最大332ガルであり、これは重力加速度の1/3に相当します。この地震波を入力した三軸加振実験でも問題ないことを確認しています。
一方、他社のベアリング式の免震装置は、4個程度のベアリングで支持され、その間を板や梁で結ばれており、その板や梁の曲げ変形に地震波が共振して約20倍の縦揺れに増幅し、カタカタと飛び上がることを実験で確認しています。
解答

質問
Q16
東北地方太平洋沖地震(2011/3/11 東日本大震災)では大丈夫でしたか? 
A16
揺れの大きかった福島県、茨城県、千葉県において、サーバーラック、試験体培養シャーレ等にμ-Solatorを設置していましたが、全く問題ありませんでした。
解答

質問
Q17
μ-Solatorはどこで生産しているのですか? 
A17
日本国内で生産しています。
解答

質問
Q18
μ-Solatorを高層階に設置できますか? 
A18
設置階が6階以上又は16m以上の場合はご相談ください。
解答

質問
Q19
クリーンルームへの設置は対応できますか? 
A19
対応可能です。表面処理の仕様が異なります。個別にご相談ください。
解答

質問
Q20
μ-Solatorの耐用年数は何年ですか? 
繰返しの地震には性能は落ちますか? 
A20
μ-Solatorは2枚の板のみで構成されており、故障する箇所もありませんので、半永久的に使えます。 μ-Solatorは数々の実験を繰り返しており、兵庫県南部地震を4回連続して加振し、都度摩擦係数を測定しましたが、実験前と実験後に大きな変化が無い事を確認しております。
解答

質問
Q21
μ-SolatorにSDSはありますか? 
A21
μ-Solatorはステンレス製のセルシートと鋼製の滑走プレートの2枚の板に表面処理を施しています。表面処理の詳細は社外秘となっておりますのでSDSはありません。
解答

質問
Q22
設置環境に条件はありますか? (温度や湿度)
A22
通常の温度(0℃~30℃)、湿度(20%~80%)なら問題ありません。それ以外の場合は、個別にご相談ください。
解答

質問
Q23
セルシートと滑走プレートの隙間で結露が発生した場合、摩擦係数に影響をもたらしますか? 
A23
ほとんど影響はありませんが、明らかに結露する条件であれば、防錆対策が必要となります。仕様が変わりますので、都度ご相談ください。
解答

質問
Q24
コーティング素材の耐荷重はどのくらいですか? 
また、直下型地震等の激しい縦揺れにも免震の効果はありますか? 
A24
平均面圧 100ton/㎡:集中荷重1ton/脚 です。
詳細につきましては製品パンフレットの「仕様」をご確認下さい。
解答

質問
Q25
どのような業界から、引き合いがありますか? 
A25
IT・総合電機・半導体・医療機器・医薬品卸・美術館・博物館・官公庁など様々な業界からお引き合いをいただいております。
解答

質問
Q26
μ-Solatorの設置環境・方法・設置精度について教えてください。
A26
① 設置環境:屋外・屋内を問わず設置可能です。屋外設置の場合は、水・ゴミ・埃等の侵入防止のため、外周面か前面にグリスを充填します。
② 固定方法:μ-Solatorは、床面にセルシート(下板)を両面テープで貼るだけで、固定工事や特別な工具は不要です。
※床面とセルシートの摩擦抵抗力 > セルシートと滑走プレート(上板)の摩擦抵抗力なので、性能上は両面テープも不要ですが、施工の利便性から両面テープを使用しています。
③ 設置精度:目視レベルで平坦であれば設置可能です。ただし、段差(1mm以上)がある場合のみ、削ったり、埋めたりして滑らかに補修してください。
解答

質問
Q27
μ-Solatorは後から増設することが可能ですか? 
A27
μ-Solatorは、タイル形状の製品(標準サイズ50cm角)を敷設するだけの施工なので、増設や移設、転用などが容易です。
解答

質問
Q28
μ-Solatorの搭載物について「高さ制限」はありますか? 
A28
摩擦係数が10%なので、理論的には幅高さ比が10以下なら大丈夫です。
しかし、床の平滑度や搭載物底面の平滑度、重心位置などに影響されるので、実際には、幅高さ比が5以下を推奨します。
※幅高さ比5は、奥行45cmの書棚なら高さが225cmのことです。
解答

質問
Q29
μ-Solatorへ搭載物を載せる「位置」に制限はありますか? 
A29
μ-Solator敷設範囲内(外周部より25cm内側)であればどこにでも置けます。また、展示ケース用のようにベースプレートを用いることで、免震対象物と同面積での施工も可能です。
解答

質問
Q30
サーバーにμ-SolatorのRASタイプを採用した場合、地震時にケーブル類が切断されることはありませんか? 
A30
ケーブルをまとめて、円筒状のスポンジ材で囲っていただければ問題ありません。
解答

質問
Q31
μ-Solatorの施工は専門業者や資格が必要ですか? 自社でも施工できますか? 
A31
施工に関する認定制度は設けていません。お客様側で施工されたケースもございます。
ただし、非常に単純な施工なので「本当にこれでよいのか? 」という疑問に対して「誰が判断するのか? 」という問題があります。そこで、お客様側での施工時に「確認」のための立ち会いを依頼されるケースもございます。
解答

質問
Q32
屋外でμ-Solatorは使えますか? 水の浸入に対してどうしますか? 
A32
屋外の納骨堂での施工実績があります。免震領域の周囲にグリスのシール帯を設けて、水や砂の浸入を防ぎます。
解答

質問
Q33
セルシートと滑走プレートの隙間に、昆虫、小動物、埃が浸入した場合、免震機能が低下しませんか? また、製品及び施工方法にて防止策がとられていますか? 
A33
隙間への異物混入による影響はございます。μ-Solatorの構造および機能上、隙間をなくすことは出来ません。
①保護シートをμ-Solatorより広範囲に敷設する
②ユーザー様において清掃等の管理を行う
ことが異物混入の防止策となります。
解答

質問
Q34
μ-Solatorが本来の機能を発揮しにくい設置状況、設置環境を教えてください。
A34
異物混入の要素が設置場所にある場合、また、床の傾きが6/1000以上、段差が1mm以上ある場合は設置できません。
解答




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